ビデオ行動分析ソフトウェア「スタジオコード」

活用事例: 医 療


■推薦のことば

 

Lancashire Simulation Centre (UK)

ランカシャー・シミュレーションセンター

「何千語を並べ立てるより、1秒25フレームの映像がどれだけ振り返りに役立つかを想像してください。スタジオコードは私たちの組織にとって、欠かせない資本になっています。学生のカリキュラムにマッチしたイベントを映像にタグづけできるこの手段は、すばらしい教材となります。
私はビデオ分析を学び、活用したいと考えるすべての人にスタジオコードを薦めます。操作が簡単で、目的に合わせてテンプレートのカスタマイズができるので、旧来のビデオを使ったデブリーフィングが一変します。スタジオコードはとても効果的なシステムです。」

Mark Pimblett 
Hi-tech Clinical Skills Facilitator 
Lancashire Simulation Centre

 


■ケーススタディ ~ 大学での医学教育の現場から ~

 

Duke University (USA)

デューク大学

デューク大学医学部では、Human Simulation and Patient Safety Centerにおいて、スタジオコードを活用しています。学生が標準模擬患者(「OSCE=客観的臨床能力試験」における患者役)に対して処置と試験を施しているところを、スタジオコードを使ってリアルタイムにコーディングし、分析を行っています。Dr. Taekmanと同僚たちは、ビデオの中に現れる特定のインスタンス(場面)を患者の行動とリンクして研究したり、対象にしている特定の患者のシーンだけをハイライトすることができるのです。
学生たちは、セッションの後にデブリーフィング(振り返り、見直し)を受けます。この際、ビデオの中の特定の例について説明をするために、この検索が容易なビデオデータベースが役に立ちます。他にもスタジオコードは、非常に多くのリサーチの中に導入されています。例えば、このセンターの人間工学の技術者であるDr. Melanie Wrightも、スタジオコードを広範囲に活用しています。

 

Medical Success Stories(英語版)

 


Stanford University (USA)

スタンフォード大学

スタンフォード大学のSimulation Centerのディレクター、Dr. David Gabaもまた、医療関係でのスタジオコードの活用に関する先駆者です。彼の業務も、デューク大学のDr. Taekmanと似ているところがあります。処置や試験を行っている学生の様子をビデオで撮影し、スタジオコードをフィードバックと評価のツールとして使っています。実際に参加した映像を使い、結果を分かりやすく可視化することで、学生たちがより良い医師になれるようサポートをしています。

 

Medical Success Stories(英語版)

 


Loma Linda University (USA)

ロマリンダ大学

The American Society of Cataract and Refractive Surgery(アメリカ白内障、屈折手術学会)によって「20世紀で最も影響力のある25人の眼科医」に表彰されたDr. Howard Gimbelもまた、医療分野におけるスタジオコードのキーユーザーです。彼はカリフォルニアのロマリンダ大学とカルガリー大学で教鞭を執る傍ら、カナダに自らの医院を開業しています。
Dr. Gimbelはスタジオコードを使い、自分の手術を記録し、映像を分析してデータベース化し、学生たちを指導した記録映像からアーカイブを作成するために活用しています。Dr. Gimbelと同僚、学生たちはスタジオコードのビデオアーカイブの中にある、以前には利用されていなかった素材にアクセスできるようになりました。即座に検索することができるので、トレーニングや学習の目的に叶うビデオクリップを、すぐに呼び出すことができるのです。

 

Medical Success Stories(英語版)

 


Flinders University (Australia)

フリンダース大学

シミュレーショントレーニングにおける学習者のパフォーマンスについて

~ ビデオ分析ソフトウェアを活用しての体験 ~

はじめに
「失敗から学ぶ」というのは実に良い学習法ですが、学生や医療技術を学ぶ人が処置を行っているとき、患者に不要な痛みを与えるわけにはいきません。
患者シミュレーターを使えば、学生は失敗を恐れずに、その経験から多くを学ぶことができます。しかしこれを最大限に活用するには、適切なフィードバックが求められます。
典型的なトレーニングでは、トレーナーは役割を分担している学生やトレーニーを観察し、起こったイベントや行動を記録して、事後の議論に使います。技術の習得と向上が見られるかは、トレーニングの結果をフィードバックする上での重要な要素ですが、パフォーマンスに現れるわずかな変化をモニターすることはきわめて困難です。
その理由としては、以下の要因があげられます。
・パフォーマンスを行うインターバルが長くなってしまう。
・学生の数が多すぎる。
・多数の違うシナリオが進行している中で、パフォーマンスを観察している。
・複数のトレーナーやファシリテーターがいる。
こうした条件を克服するため、私たちはいくつかの「トレーニング中の分析」方法を(その中には学生たちのパフォーマンスを追跡するビデオ分析も含みますが)、調査しました。そのうちのひとつが、スポーツの世界で幅広く使われ、近年では教育の分野でも普及している「スタジオコード」でした。

方 法
フリンダーズ大学における医療補助員の学位プログラムは、専門家としての医療行為に必須の知識、臨床の技術および態度を含んだカリキュラムに基づいています。そのコースには、患者への遭遇に関する一連のシミュレーションが含まれており、その状況の中において、学生たちは特別な技能に挑戦することを促されます。例えば、銃撃された患者が激しく出血しており、緊急手当が必要な場面に学生たちは遭遇します。この学習の大きな目的は、刻一刻と変わる状況の中での、効果的なコミュニケーション術です。スタジオコードのソフト上の「ボタン」は、教えられたスキルと評価についてのインスタンスをシナリオの進行中にタグ付けできるよう作られています。シナリオの映像はスタジオコードを起動しているラップトップに直接記録され、分析が行われます。

結 果
スタジオコードは、要望に合わせてすぐカスタマイズすることができます。コーディングはシナリオの進行と同時にも行うことができますが、1人の人がシナリオを進行させ、学生の様子を観察し、同時にコーディングを行うことは困難なので、実際には撮影後にコーディングを行いました。インスタンスのタグ付けによって、患者と医療チームの間のコミュニケーションの分析が容易になりました。インスタンスはプログラムに従って自動的に編集することができ、学生への特定箇所のフィードバックをアシストします。さらにスタジオコードの「マトリックス」機能によって、シナリオ全体のパフォーマンスについての視覚的なアウトプットを提示することができるのです。

効 果
シミュレーション医療におけるパフォーマンスの分析と、参加者へのフィードバックの提供について、スタジオコードは新しい方法を提供してくれます。それは同時に、トレーニングスーパーバイザーにさらに多くの仕事を要求しますが、私たちはより自信を持って、学生に対する効果的なフィードバックを提供できるようになります。ソフトウェアのボタンに属している「ラベル」は分析を標準化する手がかりとなり、評価者間の信頼性を向上するために役立っています。定量化された評価によって、学生の学習についての長期的な評価が、より明確になります。

著 者
Harry Owen MD, FRCA, FANZCA Professor & Director of the Flinders Clinical Skills and Simulation Unit Cyle Sprick BSc Paramedic and PhD student


 Evalab

ダイナミックな観察ツールとしてのスタジオコードの活用


スタジオコード – 人間工学を理解するための新しい方法
近年、ユーザーにとってより便利なツールを開発するためだけでなく、新しい技術の用途、利点と問題点について説明するためも、人間工学と組織学的な要因がますます重要になっています。
EVALABは、医療従事者(医師、看護職員など)の毎日の作業環境に対して、新しい情報技術(NIT)が有効なのか、どう統合するかを分析し改善することに特化している研究所です。システムの考案からその導入結果まで、プロジェクト進行の全段階にわたって関与しています。
この業務を遂行するため、EVALABの人間工学者は観察ツールとして、スタジオコードを自信を持って使用しています。
出典: http://www.univ-lille2.fr/evalab/index.htm

スタジオコード – 合理的な観察の中心
EVALABの主な業務は、システムの有用性を定義すること、そしてそのシステムを使用する際に生じる可能性のある、あらゆる人間工学的な問題を明らかにすることです。
例えば、
・システムが、その人の目的に達するのに必要なすべてのアクションをユーザが速く実行することを可能にできるか?
・ソフトウェアあるいは装置が、ユーザー・フレンドリーで楽しく使用できるものか、あるいはユーザーがそれを使用しようとする時、不自然な操作を強いられていないか?
・そのシステムは、他の環境の中でも使用できるものか?
これらの質問に答えるため、研究所ではいくつかのテストを実行します。
一例をあげると、試験者によってセットアップされたシナリオに従い、ユーザーは与えられたソフトウェアで一連のタスクを完成することを要求されます。このテスト中、ユーザーは周囲の環境から隔絶され、実験者はその人の行動を録画し、観察、分析を行います。約10人のユーザーが、この基礎的な一連のタスクを行なうことを要求されます。
すべての行動はスタジオコードでコード化され、分析されます。こうして、ユーザーとシステムの間の相互作用が、すべて詳細に分析されるのです。

スタジオコード – 早さと出力のステッピングストーン(飛び石)
EVALABのプロジェクト・マネージャー、Ludivine Watbled氏はスタジオコードを使用し、テストの間に記録されたビデオの瞬間瞬間を記録しています。その中から、彼女は重要な局面を識別し、定量化し、インデックスを付け、さらにメーカーに対して使用上の問題を指摘するためのビデオを編集しています。
例えばEVALABが、病院の医学的なコンサルテーションを整理するためのソフトウェアをテストしなければならないとしましょう。このテストによって、ある1片の情報が不正確にインデックスを付けられたために、結果として時間の重大な浪費を引き起こすことが見つかるかもしれません。このようなとき、スタジオコードは、ビデオのある場面の上に間違ったインデックスとコメントがつけられているのを示すことができます。これは時間の節約になるだけでなく、ビデオとリンクしたコメントによって、研究者による分析結果およびその議論にさらに重みが加わるということです。
EVALABの事例は、人間工学の研究が従来以上にビデオ観察に依存していることを示しています。スタジオコードはこれらの観察において、分析、定量化、コメントのための不可欠なツールになっています。スタジオコードはその柔軟性によって、人間やシステムの研究のいかなるエリアにも適応できるのです。

 

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